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2023-09

ポルフィへの長い別れ

久々にポルフィの長い旅について書こうと思います。
友人であるはぎさんのブログで、ポルフィ#34「天使のプレゼント」
について語っておられた文章に興味を引かれての視聴です。

(コホン)
ここから少し文章が荒れますのでポルフィや名劇をお好きな方は
以下の感想をお読みにならないよう、お願いします

いやー
ポルフィはいろいろあり、少なからず肯定的に見ようと
構えて僕は見続けて来ましたが、、結局、違いましたね。
これは長い旅ではなく、行き当たりばったりなお話の
羅列
に過ぎません。
はぎさんは自身のブログでのレビューでこのお話について
何かの意味があるのだろうとポジティブに考えておいで
でした。
他のサイトでも、あのお話に隠されたメッセージを探そうと
されているみなさんの解析などを少し読みました。

‥が、あのお話(はっきり言ってしまえば、「ポルフィの長い旅」
という作品そのもの)に意味なんて無いんでしょう
こんな事を言うのも偲びませんが、ポルフィの監督の方
‥なんていう方か存じ上げませんが‥世界名作劇場という
長い長い作品作りに耐えられるだけの才能もキャリアも
お持ちじゃなかったのでしょう。
監督の方が悪いんじゃなく、日本アニメーションでの人選
ミスって事でしょうね。
次の『こんにちはアン』では監督をしっかりと立てて、
安易に選んだ脚本家で異常な作品を生んだり、名劇の歴史に
泥を上塗りするような事がないよう祈るばかりです。

<文:石神>

注)荒れるようならこの書き込みは消します。あしからずご了承下さい。
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● COMMENT ●

拍手コメントをいただけた方へ

二人の方から拍手コメントをいただくことが出来ました、
貴重なご意見ありがとうございます。
名前は公開せず、それぞれのコメントを紹介したいと思います。

まずは内容に関するご意見・・
こちらの方は34話を「昨今の雇用情勢」になぞらえているのでは
ないかという書き込みを下さいました。
今、非正規雇用で働いている若い方たちを「使い捨ての労働カ」
として時代を映しているのではないか?というのです。
ただし、こちらの方は作品全体として見た時にこの単発の話が
今までの流れと有機的に結びついているかどうかにも言及されて
いました。

僕が見た他のブログでも、現代の「大量消費社会」に対する警鐘
なのではないか?という意見などが見られました。
でも僕の最終的な意見はどれでもあり、どれでもないのだと思います。
おそらく、脚本家は単にこのポルフィという物語に自分の爪跡を
残すことをまず第一に考えたのでしょうね。
本来、監督や脚本家は長く続くお話の場合、全体の構成も意識
しなければならないものです。
しかし、このお話は今までのお話とは温度も性質も異なるものです。
奇妙なわらべ歌の流れる閉鎖された社会、その中で良しとされ
ながら繰り返される異常な因習‥
単に、「本当は怖いグリム童話」の読みすぎなだけなんじゃない
でしょうかね(笑)

僕の見たブログの中にこういう意見がありました。
中学生ぐらいの子の文章なのでしょうか、その子は今回(#34)の
ポルフィがとても恐かったと評価しつつも、続けてこういう事を語って
いました。
「夜、家族と一緒に晩ごはんを食べてる時に見たくなかった」と。
脚本家が生み出した異常な世界に対し、生理的に嫌悪感を感じたの
でしょうね。

この話(#34)に意味があったことは後付けでどんな説明も出来る
でしょう。
しかし、本質はそこにないのではないでしょうか。
子供にこんな印象を与える脚本は深夜のアニメならともかく、
世界名作劇場にはふさわしくない、僕はそう思います。


そしてもうお一方のご意見、、
シチリア編以降のお話の流れに消化不足を感じていた。
他の皆さんのレビューを見ていても、これはもうスタッフの人選ミス
じゃないかとお感じになったという事です。
そうですね、、シチリア編以降は事実、名劇声優同窓会を楽しむ
だけのお話
が多かったですからね‥。
それにおんぶに抱っこしたお話がばかりだったのは確かですし、
ご都合主義的な展開も多く、正直、マルコのDVDを煎じて飲ませて
あげたいくらい
いきあたりばったりで先の読める展開ばかりでした。
やはり、長いお話だと構成って大事なんですね。

ダラダラ続けてても無駄ですから、ポルフィは早めに打ち切って、
その分をしっかりスタッフに「こんにちはアン」の為の準備をさせる
べきではないかな。
僕がハウスのお偉いさんだったらそう思いますけどね。


-長文かつ、キツめの文章で失礼しました。
皆さんがご気分を害されませんよう祈るばかりです。

こんばんは。

石神さんこんにちは、はぎです。
自分の事、友人といってくれたから言いますが

「気持ちは分かりますが少し言いすぎ(笑」

まぁ石神さんの言う事はもっともだと思うし反論する事ないなぁ(^^
34話については視聴後、自分はこの回の感想を書いたブログ等は殆ど見ていないです。
他の方がどういう風に捉えたか?それを読んでまで検証する価値がある話だとは思えないからです。
どうとでも解釈できますから百通りの意見があるでしょう。

>世界名作劇場にはふさわしくない、僕はそう思います。
確かに世界観に合った怖い話ならともかく単なる薄気味悪い話ですからね。
最近は名劇声優出演シリーズ辺りもそうですがシシリア編からさらに迷走度が顕著です。

>‥が、あのお話(はっきり言ってしまえば、「ポルフィの長い旅」
>という作品そのもの)に意味なんて無いんでしょう。
身も蓋もないですな~(^-^;
これなら原作を軸に車好きポルフィをきちんと描いて欲しかった。
やはり原作をちゃんと理解しそれをアニメ化するって大事なんだなと思いました。
今までのポルフィについて自分もブログで少し書くかな。
色々な意見が聞けて良かったです。

では

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この線路の向こうに

さらにはぎさんともうお一方より、レスを頂きました。
僕の分かりにくく感情的な文章に対し、しっかりとした
ご意見をいただき本当にありがとうございます。

これはりんから指摘を受けたことですが、僕の二度に
渡る文章からは、はっきり具体的に何に対して、なぜ
僕が不快感を募らせたのかが分かりにくかったと思います。
もちろん、今までのあまり面白くないだらけた展開や
往年の人気名劇声優陣におんぶに抱っこの安易な作り方に
呆れていたことも確かですが、火を付けたのはやはり、
#34が原因です。

ですので、もうみなさんに引かれるのを覚悟でもう少しだけ
直接的な原因をお話したいと思います。
幸い、はぎさんの後にご意見を下さった方が僕の意見に
とても近かったのでそれを元に話をしたいと思います。
本人に承諾はいただいてはおりませんが、その書き込みの
一部を公開させていただきます。
以下がその方から投稿していただいた文章(原文まま)です。

「‥そしてここ最近の#33と#34は見るに耐えない程
後味が悪かった回でした。
#34は本職ではない素人の方を脚本に起用する側にも問題が
あるかと思います
。」

僕は最初、#34の作中に使われているわらべ歌から、
イタリアにそれに近い風習があったり、実際にモデルと
なったわらべ歌があったりしたのかと思って調べてみた
のが事のはじまりでした(実際に取材旅行もしてますしね)。

しかし、そんな事実は出てこず、代わりに出てきたのは
監督が以前、アダルトゲームを原作としたアニメ作品の
構成に携わっていた事とその作品に出演した人気アイドル
声優の何人かに脚本を書かせていた事でした。
まぁ、そのアニメで書かせた声優とやらが今回のポルフィの
脚本を書いた人物なわけです。
他所様のブログによると、そのアニメの脚本も陰鬱とした
シナリオだったそうですから、その腕を買われての今回の
起用だったのでしょうか。

アダルトうんぬんの仕事に関わる事に対して悪いと言っている
わけではありません。
また原作をある程度、改変することが悪いかというと
そういうわけでもありません。(『愛の若草』も原作と異なる
部分が多いですし、原作と異なるけども面白い名劇のお話
もたくさんあります。)

僕が嫌だったのは、そんなアダルトっぽいアニメを作る感覚を
現場に持ち込む人に監督や脚本を任せてしまった今の世界
名作劇場っていうものが残念でならないのです。
振り返ってみれば、リアルではない可愛いだけのステレオタイプ
な妹キャラの設定、人気声優をつかっておけばシナリオは三流
でもお前ら見るんだろう?的な今までの展開、、
数々の違和感が納得出来るんですよね‥それに気付いてとても
がっかりしたのです。

でも、少し書き過ぎましたね。
はぎさんのお話を読んで少し恥ずかしくなりました。
きっと僕みたいなのだけがかっかしているだけで、製作サイド
や日本アニメーションはそこまで世界名作劇場というものに
熱は持ってないのでしょうから。

もちろん、ポルフィはこれからも見続けて行こうと思っています。
残り18話を残すポルフィ、、
製作サイドに意地と熱意があるのなら、世界名作劇場に名を残す
エンディングを見せてもらいたいものですね。

<文:石神>

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